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2023 年度 実績報告書

中国語圏文学におけるディアスポラおよび知日に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K00530
研究機関法政大学

研究代表者

張 欣  法政大学, 経済学部, 教授 (40424767)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードディアスポラ
研究実績の概要

2020年度より引き続きディアスポラ文学として張愛玲研究を進めた。2020年発表した「四度転身」(『書城』2020年12月)は張愛玲が中国語と英語の間での四回の変換をまとめ、張愛玲の文学的ないし文化的アイデンティティを取り上げた。2020年11月28日日華文女性作家協会にて「張愛玲的四度転身」というテーマでオンラインにて講演した。また台北の皇冠出版社が2020年に出版した、張愛玲と宋淇夫婦の三人の文通である『張愛玲往来書信集1、紙短情長』『張愛玲往来書信集2、書不尽言』および台北聯経出版社が出版した五冊の『夏志清夏済安書信集』より張愛玲研究の新しい可能性を探り、張愛玲小説の『小団圓』と散文の『小団圓』の関連および散文の『小団圓』の行方について、「末炉香,小団圓」を執筆した(『随筆』2023年第3期)。2023年にロスアンジェルスにて、The 2nd World Chinese Writer’s PEN Conference West America Forumに出席し、「兩個『小団員』」というテーマで講演した(2023年7月9日)。
張愛玲研究を続けると同時に、李長声(1949-)ら知日作家についての研究も続けた。李長声の日本論を整理し、黄尊憲や周作人ら知日派の流れに入れて歴史的に捉える作業を進め、『東瀛閒話』を執筆した(『書城』 2023年1月 )。2022年11月25日オンライン方式で国立清華大学華文文学研究所(台湾)主催の「當代華文散文學術研討會」に参加し、「東瀛孤燈下的長聲閒話」というテーマで発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 末爐香,小團圓2023

    • 著者名/発表者名
      長安(張欣)
    • 雑誌名

      随筆

      巻: 3 ページ: 169-179

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 胡蘿蔔騎士岸恵子2023

    • 著者名/発表者名
      長安(張欣)
    • 雑誌名

      読書

      巻: 12 ページ: 150-158

    • 査読あり
  • [学会発表] 両個『小団円』2023

    • 著者名/発表者名
      張欣
    • 学会等名
      The 2nd World Chinese Writer’s PEN Conference West America Forum
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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