研究成果の学術的意義や社会的意義 |
"I am here."や"We are here." ではbe動詞が主語の人称・数に合わせて(一致して)am, areとなるが, "There is me."や "There are us."では,be動詞は主語の数とのみ一致してis, areとなる。このような非対称は世界の多くの言語に見られる。本研究は,それが起こるメカニズムを明らかにしようとするものである。 一致は文の意味解釈に全く関わらない,純粋に形式的な現象である。それゆえに,話者が脳/心の中でどのように文を組み立てているのかを知る大きな手掛かりとなりうる。
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