研究課題
日英対訳コーパスを依存文法の枠組みで構文解析した結果をもとにして各文の構造的特性と日英語間の構造上の一般的な差異に注目する過程で、依存距離へと研究テーマが移行し、これに注目した研究発表を行い、各種学術雑誌に論文を投稿した。特に、依存距離の頻度分布が言語横断的に特定の分布に一致するという知見や、英語学習者が算出した英文の平均依存距離がその学習到達度によって異なる、といった当初の研究テーマを超えた知見が得られた。最終年度においては、従来注目されてこなかった、平均よりはるかに長い依存距離をもつ依存関係が、日英語間で大きな差異を見せることを発見し、新しい研究テーマの開拓につながったことは特筆に値する。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Proceedings of 37th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computing (PACLIC) 37
巻: 37 ページ: 89-95