研究課題/領域番号 |
20K00624
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
金田 章宏 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 名誉教授 (70214476)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 宮古語 / 大神方言 / 方言文法 / 文法記述 |
研究実績の概要 |
今年度は本科研による5回の現地調査を含めて、7回の現地調査を行った。その結果、宮古語の他方言にみられない文法的特徴がいくつか確認された。 当初千語程度だった語彙集は、3月段階で三千語ほどに増やすことができた。また、これまで調査して文字化していた資料と録音とを文単位で切り離して関連付ける作業を行い、約二千文を作成することができた。 発表論文としては、大神方言にきわめて特徴的にあらわれる名詞のカラ形のとりたての用法について、八重山語波照間方言や日本語と比較することで、日本語のカラ形にもとりたての用法があることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現地調査を予定通り実施できたことで、文法記述に必要な情報を順調に得ることができた。また、語彙集については、科研期間内に四千語程度を目指す予定だったが、初年度で約三千語を収集することができたので、この点は当初の計画以上に進んでいるといえる。また、2年度目に研究会等で発表する材料もそろえることができている(2件発表予定)。
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今後の研究の推進方策 |
コロナの影響で今後現地調査がどうなるかは不透明だが、現地では受け入れ態勢ができているので、万全な対策を取りながら可能な限り現地調査を実施し、資料の収集に努めたい。 当初の予定通り、今後も文法事項の記述の充実と語彙の収集と意味記述を継続する。
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