研究実績の概要 |
本年は、まず4月20-22に行われた"April Conference Fifteen: Humanity / Humanities @jagiellonian university"に参加し、本研究の成果の一部を「A Sociolinguistic Analysis on Pseudo-Anglicisms in Japanese」といタイトルで発表するとともに、本研究の中心となるGLADプロジェクトのデータベース作成についての会議を行なった。会議の中で、今後のデータベースの改善や共同出版や研究の打ち合わせを行うことができた。なお、発表した内容は、著書論文として、 Multiculturalism in Asia: Re flections, Trends, and Challenges. (Depok: Rajagrafindo Persada.)という本で出版した。またデータベース作成に関しては、「GLADデータベースの作成と公開 ―英語借用のオープンデータの現状と多言語比較研究への活用の可能性」『計量国語学』34(4):319-329として論文を発表した。 また、借用語の中のpseudo-Anglicismに関して、さらに意味変化を類型について考察を進め、「日本語における英語からの借用語に見られる意味変化の類型」『日本語學研究』78:145-162として発表した。さらに昨年度までに行なった日本語と韓国語の比較についても、研究を進め、韓国日本語学会 第46回国際学術大会にて、「日韓両言語に対する英語からの影響の測定比較」という題で発表した。発表論文は『日本語學研究』に論文を投稿している。論文は既に受理されており、80号にて発行される予定である。さらに、中国語と広東語との比較も進め、論文執筆中である。
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