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2023 年度 研究成果報告書

極小主義における文生成コンピュータプログラム構築と文法理論の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K00664
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02080:英語学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

Ginsburg Jason  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (80571778)

研究分担者 松本 マスミ  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10209653)
寺田 寛  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90263805)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード統語理論 / コンピュータモデル / 樹形図 / 併合
研究成果の概要

本研究の主な目的はミニマリスト・プログラム(MP: the Minimalist Program)の最新の統語理論を検証するためのコンピュータモデルを構築することであった。本モデルを通して、最新の言語学理論のラベリング(labeling)と自由併合(free Merge)に関する主な提案を自作のモデルに取り入れて、関係節、動名詞構文、肯定文、疑問文、不定詞構文・補部を取る動詞の構文、虚辞構文、制御構文などを自動的に生成できるようにモデルを改良した。対象となる文について、HTML形式の分かりやすい樹形図を自動的に形成し表示するプログラムを開発し、大学のサーバを利用して一般公開している。

自由記述の分野

統語論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は文の統語構造に関する言語学理論の研究にコンピュータの優れている処理能力を導入し、構築したコンピュータプログラムは大量の英文の構造を正確に図式化でき、文が生成される全ての段階の樹形図を分かりやすい形で表示できる。そして、生成される構造を他の研究者などが使用できるように一般公開した。このモデルに取り入れた種類の構文(関係節、動名詞構文、肯定文、疑問文、不定詞構文・補部を取る動詞の構文、虚辞構文、制御構文など)の構造を検証することにより、究極的に人間の言語機能を規制する脳内の「普遍文法」の解明に貢献できると思われる。

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公開日: 2025-01-30  

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