研究課題/領域番号 |
20K00776
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
渡辺 敦子 文教大学, 文学部, 教授 (70296797)
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研究分担者 |
浅岡 千利世 獨協大学, 外国語学部, 教授 (30296793)
藤井 彰子 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (60365517)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 異校種間教員 / 振り返り / リフレクション / 教師の成長 / teacher-researcher / オンラインコミュニティ / 立場性 |
研究実績の概要 |
本課題の成果の一部を発表した論文Cultivating Critical Friendships Through Reflective Practice: A Community of Teachers from Different Educational InstitutionsがAdrianne Verla Uchida, Jennie Roloff Rothmanが編者を務めたCultivating Professional Development Through Critical Friendship and Reflective Practice Cases from Japan (Candlin & Mynard)の一章として2023年に出版された。本課題の目的である「中学校、高等学校、大学教師が研究者、実践者という役割を担い研究に参加」すること、また「オンライン会議ツール活用により、研究参加の負担軽減」を目指し、各教員が自分の授業を録画し、オンラインで共有、オンラインでお互いの授業について話し合いをすることにより、異校種の教員がどのようにcritical friendshipを構築されたかを述べた内容である。教鞭を取る校種、教歴、お互いの関係性等の立場性よりすべての参加者が同じ立場でお互いの授業についてコメントをすることは当初は困難であったが、数回の話し合いの場を持つことにより、同グループにおける立場性が変化をしていった。オンラインでの話し合いの場は、職場とは異なり直接の利害関係のない相手との話し合いであり、職場では相談できない内容についても話し合うことができる場となった。中学校、高等学校、大学教師が同じ立場での参加を試みるというあまり前例のない研究であり、英語教育における職能開発への一つの提言となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
助成金受給期間を令和6年度まで再延長を行った。その理由は研究で得たデータを使い、視点を変えてさらに論文を執筆するためである。現在、2本の論文執筆を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
5月末に論文1本を編者に送る予定である。 6月までに論文1本を海外のジャーナルに投稿予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
勤務先における任務、業務等から国際大会への参加が困難であったため。 本年度は論文執筆を中心の活動となり、引き続きデータ情報共有のためのオンラインストレージおよび国内における学会参加費としての経費執行を予定している。
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