本研究の目的は、第二言語における四技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)の構成要素を実証的に調べた先行研究を系統的に収集し、メタ分析を用いて統計的に統合することで、現時点での最良の知見を得ることである。具体的な構成要素を特定することに加え、各構成要素の強さの比較や、関連すると考えられる諸要因の影響も明らかにする。研究結果は、言語習得全般の研究や言語能力評価の研究に幅広く適用できる。 今年度は、本研究の限界点、今後の方向性を考察し、論文にまとめ国際誌に投稿した。複数回の査読結果に基づき修正し、最終的に論文が採択された。
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