2023年度は、2021年度後半から22年度前半にかけて所属大学の在外研究制度でオーストラリアと台湾に滞在した際に現地で収集したデータを整理・分析し、発表・投稿するための作業を進めた。また、COVID-19の影響により当初の計画から一部変更を余儀なくされたデータ収集についても、国内外で継続的に行っている。 研究代表者の担当する観光学や通訳・翻訳などの授業では、すでに誤りの事例を含めた簡単な教材をパワーポイントで作成して使用しているが、受講生が実生活で見聞きするような事例であるため、作例や古い資料からの引用とは違う影響力を持った教材となっていることを実感している。収集データをさらに汎用性の高い教材として活用する方法として、言語コーパスに基づく英文作成支援ツールの共同開発を新たにスタートさせており、本研究課題と並行して関連の調査などを進めている(研究課題/領域番号:23K00516)。 これまでの調査や他大学の研究者との共同研究の成果を含め、本研究課題に関連する研究については、4件の口頭発表(うち2件は国際学会の現地での発表)を行い、年度内に2件の学術論文が発行された。
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