研究課題/領域番号 |
20K00837
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
高橋 守 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 教授 (90236323)
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研究分担者 |
ドーティ パトリック 国際教養大学, 国際教養学部, 教授 (50438256)
Tacker Jason 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 助教 (70731967)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 英文多読 / Extensive Reading / standardized test / threshold / 読書態度 |
研究実績の概要 |
本研究は、日本人英語学習者が英文多読(エクステンシブ・リーディング)を行った時に、英語の読書量、読書態度、英語の標準テストの点数の関係がどのように変化するのかを調べ、その変化を探るものである。この課題の中で得意に以下の2点に焦点を置く予定であった。(1)英文多読によって、標準テストの点数に変化が起こる境界線は何万語にあるのかを推定すること、(2) 研究に参加する研究者が、英文多読を行う学習者に関するデータを共有・蓄積することにより、英語の読書量、読書態度、テストの点数に関連性に関する分析の精度を上げること。(1)に関連して本年度は、予定通りに英語標準テストを用いて同じ学生のデータを年2回収集し、アンケートを用いた読書態度のデータも年2回収集した。また年間の読書量をMReaderを用いて継続的に計測した。上に記した(2)については、参加する研究者全員がMoodleサーバに置いた情報にアクセス可能な状態にすることができたことにより、研究データに関する情報共有をすることができた。これらの得られたデータを元に最終的に英文多読によってテストスコアに変化が起こる境界値が何万語であるのかという問いに対する答えを出す予定であるが、本年度においても以前に収集したデータを用いて読書量とテストスコアに関する分析を行った。本年度においても研究参加者がそれぞれ学会発表等を通じて学外に成果を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の開始が2020年4月からであったが、折しも全国的な緊急事態宣言が発令されていた最中であったため、被験者としての学生に直接面会することなく、すべてオンラインで研究への協力を依頼せざるを得なかった。そのために直接面談して説明することもできないままの研究開始となり、予定よりも少なめの人数分しか学生の参加が得られなかった。データ収集をすべてオンラインで行うことができるように最初から計画していたことが幸いして、全くデータを得られないと いう事態は避けることができたが直接面談して研究意義を説明することができていなかった。 本年度に於いてもコロナ禍の影響がまだ残っており、対面となってからもウイルス対策優先の学習形態だったために、被験者の学生へ研究意義の伝達を徹底させることが難しかった。令和5年度に遅れを挽回したいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度も、英語の読書量、読書態度、英語の標準テストの点数のデータ収集を継続する。 現在もまだコロナ禍の影響が薄く残っており、被験者を確保するためには相変わらず厳しい状況が続いているが、過去3年間と比較して学生とコミュニケーションを比較的取りやすくなってきた現在の状況を生かして、多くの被験者を集められるようにしたいと考えている。 また, 収集したデータの共有をすることにおいても、滞りなく研究者同志が意見交換できるように、常に情報をアップデートできるよう心掛ける。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和4年度もコロナ禍の影響により対面形式の学会発表を行わなかったため、旅費として計上した予算を使用しなかった。次年度はデータ収集に必要な標準テスト費用とサーバ賃借費に充てる
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