研究課題/領域番号 |
20K00884
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
坪田 康 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 准教授 (50362421)
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研究分担者 |
ヒーリ サンドラ 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (10460669)
石川 保茂 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (90257775)
富田 英司 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90404011)
森 真幸 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 助教 (90528267)
杉本 喜孝 帝塚山学院大学, リベラルアーツ学部, 准教授 (40912423)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 英語プレゼンテーション / パターンプラクティス / リフレクション / 協働学習 / オンライン多人数会話 |
研究実績の概要 |
2022年度は対面授業が通常通り実施され、当初予定して事業が展開できた。外国語教室不安、Willingness To Communicate(以下、WTC)、Explicit Shyness, Implicit Shynessの指標を用いて授業前後の学生の内面の分析、Versant English Speaking Testを用いたスピーキング能力を数値的に分析を行い、外国語不安、WTCなどの情意面の改善、能力面の向上が確認できた。また、リフレクション過程を改善するために、相互評価アプリを使って、日々の活動のリフレクションを行った。これにより、各回の学生のリフレクションと過去のリフレクション記録とのつながりが促され、リフレクションの質の深まりが示唆された。また、教師も、学生のリフレクションの記録とプレゼンテーションの録画を用いた授業全体を振り返ることにより、学生の成長の分析を行うことができた。上述の質問紙調査・スピーキングテストの結果と合わせて、授業改善への示唆も得ることができた。上記をまとめて、IGI Global社発行の"Telecollaboration Applications in Foreign Language Classrooms"のBook chapterとして採用され、2023年5月に発刊予定である。
多読用教材を活用したプレゼンテーション授業についても検討を行った。速読用・パターンプラクティス教材を活用して、学生の苦手とするパターンの抽出を行い、教員の一斉指導の後、各自がプレゼンテーションを行うという授業サイクルを実施し、問題点の洗い出しを行い、日本英語教育学会の論文集である、言語教育と教育言語学:2022年度版に採録された。
また、メタバース等のオンライン空間における意味的交渉についても引き続き検討を行い、関連の研究発表を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍により前年度は主に準備活動を行っていたが、今年度のスピーキング活動の実践を再開時に、その準備が功を奏し、研究発表を含めて順調に進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度まではコロナ禍によりスピーキング活動の実践がなかなか進まなかったものの、2022年度は当初予定通り、進めることができた。2023年度は実践を重ねると共に、研究成果の発表など科研全体の総括的な活動を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度まではコロナ禍により、スピーキング活動の実践が滞っており、当初予定していた実践・分析を行うことができなかった。2022年度は予定通りに実践ができたものの、全体計画として想定していたところまでは到達できなかったこと、まとめるための時間が足りなかったことから延長することとした。最終年度に必要な経費を残しておくために、繰り越すこととした。
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