研究課題/領域番号 |
20K00891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
神崎 正哉 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (30647847)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | TOEFL iBT / IELTS / 相関 / 最小英語テスト / Vocab Level Test / コンピュータ版試験 / 紙版試験 / 受験者の視点 |
研究成果の概要 |
本研究では、53名の大学生にコンピュータ版試験のTOEFL iBTと紙版試験のIELTS Academicを受けてもらい、得点の関係を調べた。また、受験後、アンケートとインタビューを用いて両試験に関する意見を尋ねた。さらにオンライン上で受けられる簡易な英語テストを受けてもらい、TOEFLとIELTSの得点との関係を調べた。 技能得点間の相関は、0.42~0.57、TOEFL合計点-IELTS総合点間の相関は、0.79であった。参加者は、TOEFLよりもIELTSの方が自分の英語力を発揮できると感じる者が多かった。また、英語力を測るのに良いテストであるという回答もIELTSの方に多く集まった。
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自由記述の分野 |
言語テスト
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語圏の大学の多くは、非英語圏からの出願者の英語力の基準として、TOEFL iBTとIELTS Academicを使っているが、大学ごとに得点の対応関係が異なる。例えば、TOEFL 79点またはIELTS 6.5点という基準の大学もあれば、TOEFL 92点またはIELTS 6.5点という基準の大学もある。本研究では、参加者に両方の試験を受けてもらい、得点の対応関係を検証した。また、両試験に対する意見も集めた。これらの情報は、英語圏への留学を目指す者が英語力の基準を満たすのにどちらの試験を使うか決める際、参考となるはずである。それが本研究の社会的意義である。
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