• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

アラビア語歴史文献学の新地平:マムルーク朝年代記の校訂とデジタル化

研究課題

研究課題/領域番号 20K01011
研究機関甲南大学

研究代表者

中町 信孝  甲南大学, 文学部, 教授 (70465384)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード写本校訂 / アラビア語年代記 / ウラマー / デジタル校訂
研究実績の概要

研究期間全体を通してコロナ禍の影響を多分に受けたものの、相応の成果を上げることができた。
本研究の核となる校訂作業に関しては7回のオンライン研究会を開催した。さらに今年度は大学院生や若手研究者を加えて3日間にわたる対面での合宿研究会を開催できた。これにより年代記3ヶ年分の校訂初稿、2ヶ年分の二校がおおよそ完成し、今後の成果発表に向けての準備が整ったことになる。
1,2年目は一切の海外渡航計画を中止にせざるを得ない状況であったが、今年度ようやくリエージュ大学を訪れ、フレデリック・ボダン教授との研究打ち合わせを行うことができ、今後の校訂計画の見通しを立てることができた。ボダン教授が主導する校訂プロジェクトで用いているコンピュータソフトに関する詳しい情報を共有し、原稿のひな形を譲ってもらうことができた。さらに次年度以降の新たな共同研究についての提案も受けた。
研究アウトプットに関しては、6月にマールブルク大学で開催されたマムルーク研究会議に参加して口頭発表を行った。これは初年度に同研究会議にて報告する予定であった内容に若干の増補を加えたものである。また、10月には東京駒場で開催された日本オリエント学会で、企画セッション「前近代イスラーム史料研究の新地平」を開催し、代表者を含む4名の研究発表、2名のコメントを行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] リエージュ大学(ベルギー)

    • 国名
      ベルギー
    • 外国機関名
      リエージュ大学
  • [学会発表] アラビア語年代記史料校訂の実践と展望2022

    • 著者名/発表者名
      中町信孝
    • 学会等名
      日本オリエント学会第64回大会
  • [学会発表] The Circulation of Arabic Manuscripts in the Ottoman Period: A Survey of the Manuscripts of Iqd al-Juman in Turk ve Islam Eserleri Muzesi2022

    • 著者名/発表者名
      Nobutaka Nakamachi
    • 学会等名
      The eighth conference of the School of Mamluk studies

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi