研究課題/領域番号 |
20K01056
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
Gerald Groemer 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (50303392)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ウィーン / 十八世紀 / 音楽史 |
研究実績の概要 |
本年には政府がとったコロナ蔓延防止対策のため、海外に渡航することができなかったので、本来計画していた資料調査・蒐集は不可能となった。 しかし、過去に蒐集した記録、インターネットで公開されている十八世紀の書物、ウィーンの図書館にコピーを依頼した古文書などを駆使し、一つの学術論文を執筆・刊行することができた。 さらに、十八世紀後半のウィーンにおける音楽事情に関する単著も執筆し、来年度の出版を目指している。論文は『山梨大学教育学部紀要第31号』に発表した論文の続編であり、ウィーンの公務員であったマティアス・ペルト(1788年~1856年)の58巻に及ぶ膨大な日記に見られる音楽事情に関する項目を抜粋・翻刻し註釈を加え、ウィーンの音楽文化の実態を目撃者の立場から把握することを試みている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
来年度に刊行できる学術論文のための研究と執筆を行っている。 また十八世紀後半のウィーンにおける音楽事情に関する単著も執筆している。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ・ヴィールス蔓延による旅行の制限が緩和されれば、夏をウィーンに渡航し、資料を調査・蒐集する予定である。 そうでなければ、手許にある資料、インターネットに公開されている資料、国内の研究機関・図書館などにある研究資料を使用しながら、さらなる研究を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
政府の新型コロナ蔓延防止対策のため、海外渡航が不可能となったので、次年度使用額が生じた。次年度の金額の大半は海外渡航に廻し、必要に応じて他にも消耗品や備品を購入する可能性もある。
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