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2023 年度 研究成果報告書

プガチョーフ叛乱の総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01065
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
研究機関明治大学

研究代表者

豊川 浩一  明治大学, 文学部, 専任教授 (30172208)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードプガチョーフ叛乱 / 古儀式派教徒
研究成果の概要

プガチョーフ叛乱の重要で宗教的な問題については、論文「18世紀ロシアの民衆運動における古儀式派―プガチョーフ叛乱における古儀式派教徒の役割」とOld Believers and the Pugachev Rebellion: Pugachev’s Strategy and Support by Old Believersとして刊行した。それらを基に、2024年10月には、著書『プガチョーフ叛乱―エカチェリーナ二世時代の「ロシア的叛乱」と民衆の世界』を刊行する準備をすることができた。

自由記述の分野

歴史学

研究成果の学術的意義や社会的意義

プガチョーフ叛乱研究は、ソ連期には盛んに研究されてきたが、ソ連崩壊後には下火になった。新たな研究意義を見出すため、いま一度プガチョーフ叛乱についての研究史を通観しながら問題を根本から洗い直して、研究の総点検を行った。その結果、宗教に関する問題、とくに正統派正教から分かれた古儀式派教徒の動静が叛乱の動きに関わっていることがわかった。これは、歴史研究のみならず、文化人類学や文学とも関わるテーマであり、学際的な研究を推進するという意義があることが明確になった。それだけではなく、現代社会に生きる古儀式派教徒との歴史的事実との接合点を見出そうとする社会的なインパクトをも与えた。

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公開日: 2025-01-30  

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