研究課題/領域番号 |
20K01096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小嶋 芳孝 金沢大学, 古代文明・文化資源学研究所, 客員教授 (10410367)
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研究分担者 |
岩井 浩人 青山学院大学, 文学部, 准教授 (10582413)
中村 亜希子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部<平城地区>, センター長 (60600799)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 渤海 / クラスキノ城跡 / 八連城 / 花文帯金具 / 平城京 |
研究成果の概要 |
本研究は、ロシア沿海地方の渤海遺跡で年代の指標になる考古資料の抽出を目的としていたがコロナとロシアのウクライナ侵攻の影響で渡航が困難になり、福井県立歴史博物館、東京大学、ソウル大学博物館所蔵のロシア沿海地方と国境を接する中国吉林省延辺地方出土遺物を調査し、ロシア沿海地方の渤海遺物と対比できる基礎資料を得ることができた。また金沢市畝田ナベタ遺跡、大津市穴太遺跡と韓国済州市竜潭洞遺跡出土の花文帯金具と渤海帯金具の比較検討を行った。さらに、平城京の井戸跡から8世紀末頃の土器と共伴した渤海系土器を調査し、渤海土器編年の定点となる資料を得ることができた。
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自由記述の分野 |
考古学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロシア沿海地方のクラスキノ城跡出土軒丸瓦と中国吉林省の八連城出土軒丸瓦を比較検討し、クラスキノ城跡の軒丸瓦を8世紀後半に比定できた。また、滋賀県穴太遺跡と韓国済州市竜潭洞遺跡等出土の花文帯金具の検討を通して、ロシア沿海地方で渤海の花文帯金具が9世紀後半には出現していることを推定した。平城京の井戸から8世紀後半の土器と共に渤海土器が出土していることを確認し。渤海土器編年の定点を得ることができた。
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