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2023 年度 研究成果報告書

中央アナトリアにおける銅石器~前期青銅器時代の文化動態

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01097
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03050:考古学関連
研究機関ノートルダム清心女子大学

研究代表者

紺谷 亮一  ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (50441473)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードアナトリア / 銅石器時代 / 前期青銅器時代 / 文化動態 / 大規模建築址 / 埋納土器
研究成果の概要

本研究では、トルコ共和国中央部に位置するキュルテペ遺跡の発掘調査を行い、そこから出土した遺構や遺物の分析から、後期銅石器~前期青銅器時代の文化動態と都市化に関する検討を行った。その結果、キュルテペにおいて本地域待望の後期銅石器時代の遺構や文化層を検出することができた。これにより、後期銅石器時代~前期青銅器時代の連続的な物質文化の様相を明らかにできるようになった。特に、これまで不明瞭であった当該時期の編年に関する知見を得ることができた。また、後期銅石器時代の大規模建築址の検出により、都市形成期の集落像を描くことができるようになった。

自由記述の分野

西アジア考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中央アナトリア地域は、新石器時代~鉄器時代にかけて西アジア史の理解に多大な後見を果たした遺跡が少なくない。しかしながら、銅石器~前期青銅器時代にかけての考古学的な資料が明らかでなかった。つまりは物質文化の編年や並行関係が不明瞭であるがゆえに、この時期に起こる都市形成という歴史事象の検討も詳細に行うことができなかった。後期銅石器~前期青銅器時代の資料を得ることができたという本研究の成果は、本地域における新たな基準資料を提示することとなり、メソポタミアや南東ヨーロッパまでを視野に入れた詳細な文化動態と都市形成の議論を可能にする点に大きな意義をもつ。

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公開日: 2025-01-30  

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