研究課題/領域番号 |
20K01156
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
森 正人 三重大学, 人文学部, 教授 (10372541)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 都市 / テクノロジー / メディア |
研究実績の概要 |
2022年度は、香川県および沖縄県で近世から近代にかけての遺跡物とテクノロジーの関係について調査を行った。その結果、現代都市の風景を地層としてとらえ、近世から現代までの都市風景とテクノロジーの関係を明らかにする『古地図で楽しむ瀬戸内・香川』を風媒社から出版した。また、日本地理学会の秋季大会で都市文化の文化地理学研究グループの研究会が開かれ、デジタル地理学の研究報告のコメンテーターを務めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は新型コロナウイルスの感染拡大に一定の歯止めがかかったが、依然として対面でのインタビューが困難であった。そのため、地理学および人文学諸分野におけるテクノロジーと権力の議論を、近年の人新世の議論やデジタルヒューマニティなどの議論と節合させる方向へと研究を修正している。そのプロセスはおおむね順調である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は最終年度であり、これまでの理論整理を続ける。その成果を人文地理学会大会で発表する。また、場所に関する地理学の議論を書籍としてまとめて発表する。
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