2022年度の成果は次のとおりである。 A.1916~1940年の京都市、大阪市、神戸市、そして名古屋市を対象にプロテスタント教会の立地状況のデータベースを完成させ、地図化を行った。B.その成果を「近代日本のプロテスタント教会の立地状況―四府県の比較―」と題して『二松学舎大学論集』第66号(2023年3月発行)に投稿し、掲載された。C.2023年3月4日に二松学舎大学文学部シンポジウムにて「都市の教会からみた近代日本とキリスト教」と題して20世紀前半の東京市と京都市の比較検討の発表を行った。 また、研究期間全体では次の成果があった。 A.1916~1940年の京都市、大阪市、神戸市、そして名古屋市を対象にプロテスタント教会の立地状況のデータベースを完成させた。B.データベースと並行で5回の学会発表を行った。(1)キリスト教史学会大会(2020年9月)、(2)日本地理学会大会(2020年10月)、(3)キリスト教史学会西日本部会(2021年3月)、(4)歴史地理学会大会(2021年8月)、(5)二松学舎大学文学部シンポジウム(2023年3月)。C.データベースの成果を踏まえ、次の3本の論稿を発表した。(1)「写真資料からみた近代奄美大島のカトリック」(『月刊地理』66-4、2021、69-77頁)、(2)「近代の都市部におけるプロテスタント教会の存続状況―京都市と大阪市の比較」(『キリスト教史学』第75集、2021年7月、109-123頁)、(3)「近代日本のプロテスタント教会の立地状況―四府県の比較―」『二松学舎大学論集』第66号、2023、1-20頁)。
|