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2022 年度 研究成果報告書

AIによる相場の操縦-要件事実と法的効果の研究-

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01391
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05060:民事法学関連
研究機関横浜国立大学

研究代表者

芳賀 良  横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (00263757)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード相場操縦 / AI
研究成果の概要

AIによる相場の操縦について、まず、相場操縦の類型を、①取引型相場操縦と②契約型相場操縦とに分類した。①取引型相場操縦とは、取引により相場操縦を行い、取引のみから利益を得る類型である。他方、②契約型相場操縦とは、取引により相場操縦を行うが、契約から利益を得る類型である。その後、各類型について、法令上の要件に該当する事実を分析した。AIの場合、AI自体に主観的認識を観念することはできない。そのため、各類型における特徴を取り上げ、行為からAI利用者の主観的要素を推認できることを明らかにした。

自由記述の分野

金融商品取引法

研究成果の学術的意義や社会的意義

金融商品取引法が法定する相場操縦は、行為者の主観的要件が適法行為と違法行為を峻別するメルクマールとなっている。そのため、機械であるAIを利用した相場操縦を認定することは、極めて困難である。そこで、AIによる相場操縦行為の特徴を捉えることにより、法令要件に該当する要件事実を明らかにして、行為者の主観的要件の充足を推認する方法を明らかにした。

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公開日: 2024-01-30  

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