| 研究課題/領域番号 |
20K01427
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| 研究機関 | 東京経済大学 |
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研究代表者 |
片岡 直樹 東京経済大学, 現代法学部, 教授 (60161056)
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| 研究分担者 |
除本 理史 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (60317906)
藤原 遥 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (50845352)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 農業再生 / シイタケ原木生産 / 里山 / 放射性物質汚染 / 農業復興政策 / 原子力災害 |
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| 研究実績の概要 |
原子力災害からの長期的復興課題である農業活動の再生に向けた現状と、里山でのシイタケ原木生産が直面している生産者・林業者が抱えているハードルの実態を踏まえ、復興政策で取り上げられるべき課題に対して、行政による政策対応の実態と今後の方向性について調査・研究を進めた。
本年度は、前年度にコロナウイルス問題で現地調査を実施できなかった市町村でのフォローアップ調査を実施する予定だった。しかしコロナウイルス問題が継続したために、限定的な実施に留まった。そこで他の研究活動主体が行っている研究活動と連携して、調査・研究を進めた。
一つは、福島長期復興政策研究会が実施する研究会で、原子力災害への取組みを行っている方々の講演やヒアリング活動に、研究会の開催現地での参加、あるいはWEBでの参加を行い、多様な活動実態と解決課題についての知見を得ることができた。もう一つは、あぶくま山の暮らし研究所（Abukuma Sustainable Life Institute,ASLI）で、放射能汚染にみまわれ深刻な被害を受けた阿武隈地域の山の資源を残し、将来世代に山の暮らしを紡ぐための活動を行っている。この研究所には本研究の研究分担者も参加しており、研究所開催の諸活動から山の暮らしの被害実態とその再生に関する取組み、そして課題について知見を得ることができた。
これらの知見から原子力災害からの復興の取組みが、長期に渡って継続することが必要で、復興政策の在り方について検証活動を継続し、政策改善を行うことが必須であることが明らかになった。
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