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2023 年度 研究成果報告書

政治的インプットにおける《不》平等が有権者の意識と行動に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関崇城大学

研究代表者

今井 亮佑  崇城大学, 総合教育センター, 教授 (80345248)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード政治的平等 / 無投票 / 道府県議会議員選挙 / 政治意識 / WEB調査
研究成果の概要

主な研究成果は次の2点である。第1に、2019年の道府県議選において選挙戦が行われた選挙区の回答者に比べ、無投票に終わった選挙区の回答者の方が、「道府県議選では大勢の人々が投票するのだから、自分一人くらい投票しても、しなくても、どちらでもかまわない」という意見に賛成するという傾向を、実施したWEB調査の分析を通じて明らかにした。第2に、道府県議選において無投票当選が生じる原因に関し、定数と同数の現職が出馬している選挙区で、現職を破って議席を奪う可能性が高ければ、非現職が立候補するため無投票にならず、その可能性が低ければ、非現職が立候補しないため無投票になることを示唆する分析結果を得た。

自由記述の分野

政治行動論

研究成果の学術的意義や社会的意義

意義は2点あると考える。第1に、道府県議選が無投票に終わることがその選挙区の有権者の意識に及ぼす影響についての検証が先行研究では行われていない中で、無投票に終わった選挙区の有権者が、投票する機会を与えられなかったことで、道府県議選で投票することの意義を見出せなくなっていることを示唆する分析結果を得たという点である。第2に、道府県議選の、定数と同数の現職が立候補する選挙区では相対的に無投票になりやすいということは先行研究でも指摘されていたが、そのような選挙区で実際に無投票になるか、非現職が出馬して選挙戦に突入するかを左右する要因の一つに、非現職の当選可能性があることを明らかにした点である。

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公開日: 2025-01-30  

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