研究課題/領域番号 |
20K01511
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
茂木 創 拓殖大学, 国際学部, 教授 (10407661)
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研究分担者 |
丹羽 文生 拓殖大学, 付置研究所, 教授 (40625828)
名越 健郎 拓殖大学, 付置研究所, 教授 (70638171)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 一帯一路 / ミクロ的アプローチ / 中国近隣中小国地域 |
研究実績の概要 |
2020年4月以降、コロナ禍のため海外渡航が禁じられたため、海外調査が大幅に遅れたが、2022年2月にモンゴルにおける現地アンケート調査を行った。現在はそれに基づいた潜在的な問題点についての考察を行っている。分担研究者はもちろん、国内外の研究者と遠隔会議システムを利用してヒアリングや意見交換を行い、定性的な評価と課題について整理している。 2022年度は3か月に1回のゲスト・スピーカーを招聘しての意見交換会、2か月に一度の研究進捗報告を行ってきた。 本研究「『一帯一路』による近隣中小国地域への作用と反作用:政治経済学的ミクロアプローチ」は、中国を取り囲む近隣中小国地域の国民が、中国が推進する「一帯一路」構想について、どのように受け止めているのかを、定量・定性分析を用いて考察するものである。 これまでの研究から、「一帯一路」構想が、マクロレベルにおいては国際公共財を供給するものとして歓迎される一方(一帯一路の「作用面」)で、膨張する中国への脅威や反発も増加している(一帯一路の「反作用面」)。 研究の遅れから研究期間を1年延長し、これが認められた。この1年は、これまでの研究調査をもとに、成果をまとめるべく、引き続き「一帯一路」が生活にもたらす将来的な不安や課題などについて、近隣中小国地域の国民がどのように考えているか、潜在レベルでの定量・定性分析なども行い、近隣中小国地域が抱える「一帯一路」構想の現在と将来の姿を明らかにしようと試みたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年4月以降、コロナ禍のため海外渡航が禁じられたため、海外調査ができない状況にあったが、2022年9月以降、モンゴル、ベトナムでの現地調査を行うことができた。しかし、分析についてはまだ途上にあり、研究期間の1年延長を申請している。
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今後の研究の推進方策 |
2023年4月現在、国内の研究者からのヒアリングおよび、遠隔会議システムを利用した海外研究者との意見交換を行っている。 2022年にモンゴル、ベトナムにおいて、海外研究者からのヒアリング、海外研究機関での調査の委託を行い、そのデータをもとに定量的・定性的分析を行って研究成果に結び付けるべく努力している。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響のため、海外調査および海外での発表ができなかった。このため、1年間の研究期間延長を申請している。次年度の使用額が生じた理由はこのためである。
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