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2020 年度 実施状況報告書

ダニエル・イノウエと日米関係――1970~80年代を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 20K01515
研究機関同志社大学

研究代表者

村田 晃嗣  同志社大学, 法学部, 教授 (10284126)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードダニエル・イノウエ / 日系アメリカ人 / 日米関係 / アメリカ連邦議会
研究実績の概要

この研究は、アメリカ合衆国の連邦下院議員・上院議員を歴任したダニエル・イノウエが日米関係でいかなる役割を果たしたのかを、1970~80年代を中心に解明するものである。
研究目的は、①日系アメリカ人政治家の日米関係への関与を分析し、②日米関係、アメリカ外交における連邦議会の役割を解明した上で、③日米関係の変容をアメリカの内政との関係で検討しアメリカ政治の文脈に位置づけることである。そのために、イノウエが特に影響力を発揮した2つの事例の分析と、同時代を生きたG・H・W・ブッシュとの人物比較を行う。
中心的な手法として、①資料および文献調査による政治過程分析と、②イノウエの個人的な役割を把握するためのインタビュー調査を用いることを計画した。具体的には以下の通りである。
①日系アメリカ人の歴史、行政府=立法府関係の理論と実証研究、日米関係史などの文献を本研究の分析軸から再検証すると同時に、一次資料を精査していった。
②イノウエに関しては存命の関係者が多いため、インタビューを重ねることで収集した資料を補強・修正することに努めることを計画した。
研究1年目の本年度は、このように、基礎的な文献や情報の収集、インタビュー調査を進めることを想定していた。ただし、新型コロナウイルス感染症による国内外の情勢に影響を受けたため、アメリカでの一次資料の収集やインタビュー調査などが実施できなかった。今後コロナ禍が収束すれば、アメリカでの一次資料収集やインタビュー調査を実施していく。さもなければ、引き続き文献の収集と分析を実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症による国内外の情勢に影響を受け、アメリカでの一次資料の収集やインタビュー調査などが実施できなかったため。

今後の研究の推進方策

コロナ禍が収束すれば、アメリカでの一次資料収集・インタビュー調査を実施していく。さもなければ、引き続き文献の収集と分析を実施する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症による影響を受けたため。コロナ禍が収束すれば、アメリカでの一次資料収集などを実施する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] トランプからバイデンへ : アメリカ政治外交の変化と継続2021

    • 著者名/発表者名
      村田晃嗣
    • 雑誌名

      国際安全保障

      巻: 48(4) ページ: 19-38

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 米国の感染症対策と国際関係2020

    • 著者名/発表者名
      村田晃嗣
    • 雑誌名

      安全保障研究

      巻: 2(3) ページ: 85-95

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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