研究課題/領域番号 |
20K01536
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
寺田 貴 同志社大学, 法学部, 教授 (50449352)
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研究分担者 |
三浦 秀之 杏林大学, 総合政策学部, 准教授 (50609097)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 環太平洋経済連携協定 / 通商政策 / 国内政治と対外政策 / 新古典派現実主義 / 地域統合 |
研究実績の概要 |
以下のように、研究協力者の三浦秀之先生も寺田も、関連テーマでに関する査読学術論文や商業論文を通じて、精力的に研究発表を行ってきた。 寺田貴「豪州と中国が仕掛ける「相互依存の罠」:対中依存を減じるいくつかの考察」、『世界経済評論』65号6巻、2021年11月、53-61頁、寺田貴「TPP・通商」、アジア・パシフィック・イニシアチブ編『検証 安倍政権 保守とリアリズムの政治』、文藝春秋社、20221月、194-230頁、寺田貴「視座:日豪が新協定調印:米英加え4国の安保協力も」、『共同通信』、2022年1月16日. 三浦秀之「TPP 交渉参加をめぐる各国の動機と政策意思決定過程」杏林社会科学研究 第37巻3,4合併号、2022年、75-113頁、MIURA, Hideyuki and Shujiro Urata (2021) “Establishing Multilateral and Regional Rules on Digital Trade: A Role for Japan and Middle Power” preparing for Berkeley APEC Study Center, Indo-Pacific Geo-Economic Competition Conference paper. この間、三浦先生と寺田が2人で行った研究会(3回)と院生や他の研究者を入れて行った研究会(3回)を計6回開催した。次年度のさらなる実績を残すための基盤は形成できたと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍の状況で、予定していた海外のフィードリサーチは全く実施できなかったことは、前年と変わらない。そのため寺田に関しては科研費を全く使用できない状況であった(結果、前年度同様に、全額を次年度に繰り越した)。ただ、三浦先生との共同研究に関しては、ZOOMを通じて3回、寺田が別の事業で東京に行った際に対面を3回の計6回の会合を開き、互いの執筆状況を確認し、そして次年度以降の活動をどのように行うかについて綿密に話し合うなど、互いの研究状況とその速度に乖離が生じないように気を付けながら進めてきている。 両者の担当箇所の6~7割は出版済みであることから、進捗状況はおおむね順調に新手していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
多くの海外渡航が可能になり始めたため、三浦先生はベトナム、寺田は豪州への渡航を計画し、フィールドリサーチを敢行予定である。ただし、これも各国の感染状況と入国制限の緩和次第である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルスの蔓延のため、海外渡航が著しく制限されたため、当初予定したベトナム、オーストラリア、アメリカでの海外フィールドリサーチが実施できなかった。22度は日本や海外での渡航制限が緩和されることから、これらの国々でのフィールドリサーチを実施する予定である。
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