研究課題
令和5年度は,昨年度に引き続き,文献[1]の結果の拡張を試みた.その結果,文献[1]の多重線形のケースを含む設定で[1]と同様な結果が得られることがわかり,現在論文にまとめているところである.その他,当初予定していた諸々の目標を見直しているところである.[1] von Stengel, B. and Koller, D. (1997), Team-maxmin equilibria, Games and Economic Behavior, 21:309--321.
4: 遅れている
私事による都合で十分な研究時間を確保できなかったことが大きな理由であるが,目標を少し高く設定しすぎていたことも成果をだすのに時間がかかる理由であった.
今回目標を若干低めに設定しなおすことで一定の結果が得られたので,あとはそれを学会報告や論文公刊の形で成果としてだすことをまず第一の目標とする.また今年度は最終年度であるため,エフォートを高めて成果を上げていきたい.
研究の遅滞に伴い支出もなかった.次年度はしかし,学会出張や英文校閲料などに使用する予定である.