研究計画にある中心的な課題について以下のことを行なった。 (1)専門家が意思決定者に献金の形で金銭移転を行うことができる状況での情報の伝達の理論研究を進展させ、いくつかの学会や大学にて報告を行い、研究として論文にまとめた。現在、査読付英文雑誌に投稿中である。 (2)プリンシパル-エージェント間の関係的契約下でのプリンシパルの情報開示の理論研究を行なった。関係下における環境に関する様々な情報に関して、必ずしも情報を開示することが望ましいわけではないことを示すとともに、プリンシパルが情報開示を好む必要十分条件を特徴づけた。
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