研究実績の概要 |
今年度は計7本の論文が査読付き英文学術雑誌(BMC Public Health, Economics of Disasters and Climate Change, Global Health Action, JMIR mHealth uHealth, Journal of Comparative Economics, Public Health in Practice, World Development)から採択された。掲載雑誌の分野は経済学および公衆衛生である。7本の論文のうち、5本は新型コロナウィルスの蔓延に関する社会科学的研究であり、残り2本はバングラデシュにおける人身売買問題や、スリランカにおける農民の信頼形成に関する研究である。また、新型コロナウィルスに関して1本の査読なし日本語論文が掲載された。 新型コロナウィルスに関する一連の研究では、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールの動機やワクチン接種への意思、ソーシャルメディア利用によるソーシャルディスタンス行動への影響、感染拡大初期における人々の危機意識とソーシャルディスタンスとの関係、途上国におけるワクチン不足の問題など、多様なテーマに関して実証研究を行った。人身売買の研究は掲載雑誌のMost Downloaded Articlesの1つに含まれた。 このほか、新規に4本の論文を執筆し、学会報告を1回、学会討論者を1回行った。
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