研究実績の概要 |
実施計画に基づき(i)の研究を発展させ、2公共財にモデルをシミュレーションして、2公共財を提供する主体の出現率は、Playerの数が少なくなり、パラメータの分散が小さくなると高くなる。それはApplied Economics Lettersに掲載された。(iii)の研究を実施した。"金融公共財だけでは効率的な資源配分が達成できないため、どのようなパレート改善的な政策を追加したのか。それとも、金融公共財が金融・貿易ネットワークの構造を変化させることでパレート改善的な資源配分を実現したのか"、については、ネットワーク分析という手法で解明し、その成果論文は、North American Journal of Economics and Financeに投稿した。2022年6月にはacceptedされた。(v)を研究し、"従来のVARモデル手法から、金融ネットワーク分析に変更すると、成長戦略の評価はどのようになるのか"。金融ネットワークモデルのMinoiu and Reyes (2013, J.of FS), Chinazzi et al. (2013, J.of.ED&C)を応用したMiyakoshi&Shimada (2019: PaperWEA)を使って研究を行った。その成果は、A Network Analysis on Country and Financial Center Attractiveness: Evidence from Asian Economies, 2001-2018としてInternational Review of Economics and Financeに投稿し、Under Second Reviewである。今後の発展のために、OLGモデルにより人口成長と成長戦略の関係を構築した。それはPacific Economic Reviewに掲載された。
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