企業の実物投資・資金調達・倒産の問題について、以前は静学モデルで分析されることが多かったが、近年では動学的な確率モデルでタイミングや変動の問題を分析することが重要になっている。本研究では、新規的な理論モデルを開発・分析することにより、静学モデルでは分からなかった、企業活動の動学プロセスの解明を行うことができた。多数の国内外の学会等で、研究成果を口頭発表し、合計10本の論文が、国際的な査読付きジャーナルに掲載された。さらに、日本オペレーションズ・リサーチ学会研究賞やEuropean Journal of Operational Research Editor’s Choiceを受賞した。
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