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2023 年度 実績報告書

異文化の伝統的・新しい次元、及び多国籍企業に及ぼすそれらの効果の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K01860
研究機関中央大学

研究代表者

咲川 孝  中央大学, 国際経営学部, 教授 (80272805)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード多国籍企業 / 組織文化 / 国の文化
研究実績の概要

2023年度は、研究期間を延長して、研究をした。多国籍企業の組織文化の構造を理論化した。つまり、現地の文化の影響度、本社の企業文化の影響度の組み合わせ、それらの間の相対化によって、4つの組織文化を表した。つまり、現地文化が浸透しているか、本社の企業文化が支配的か、現地の文化と本社の文化の混同か、そのどちらでもないものかという文化の内容である。国の文化の新しい次元をみつけのは、理論的にも、実証的にも困難であり、組織文化が国の間で異なるかを理論化、実証をしようとした。組織文化が国の文化につながっているということである。例えば、集団主義の社会では、クラン文化とつながりあった。女性化が強い社会では、従業員参加だけでなく、従業員の福祉を重視する、アドホクラシー文化と関連があった。
国の文化と組織文化との関係があるという前提があるとすると、多国籍企業の組織文化を語る場合に、含意がある。組織文化と国の文化につながりあるという前提であれば、多国籍企業が異なる国に進出する場合に、組織文化にあった社会の文化をもった国に進出することが、その操業の成功のために必要になってくる。しかし、多国籍企業の組織文化と現地の社会文化と異なる場合には、操業の成功のために、現地の社会文化に調和をするように、適応することが求められるであろう。あるいは、新しい工場を買収をする、つまりグリーンフィールド投資をすることによって、現地の文化に縛られないようにして、多国籍企業の組織文化を構築、育むことが必要になろう。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] The connections between national and organizational Cultures: Evidence from the UK, the US, Saudi Arabia, and Japan.2024

    • 著者名/発表者名
      咲川 孝
    • 雑誌名

      中央大学国際経営学部論纂

      巻: 3 ページ: 67-86

  • [雑誌論文] Ontology of multinational corporations’ organizational culture.2023

    • 著者名/発表者名
      咲川 孝
    • 雑誌名

      中央大学国際経営学部論纂

      巻: 2 ページ: 75-92

    • オープンアクセス
  • [学会発表] The connections between national and organizational cultures and the consequences of organizational culture: Evidence from the UK, the US, Saudi Arabia, and Japan.2023

    • 著者名/発表者名
      咲川 孝
    • 学会等名
      AIB 2023 annual conference, Warsaw, Poland.
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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