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2022 年度 実施状況報告書

進展する「知財の無償化」の要因とそれがもたらす戦略的意味に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K01866
研究機関愛知学院大学

研究代表者

梶浦 雅己  愛知学院大学, 商学部, 教授 (60329597)

研究分担者 内田 康郎  兵庫県立大学, 社会科学研究科, 教授 (90303205)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード国際標準 / 知財 / IPRポリシー / 国際ビジネス / 競争戦略 / 業際化
研究実績の概要

本研究テーマからは、昨年度、学会報告1回、学術論文1編、戦略ケース1編、インタビュー記事2件が公開された。学会報告では多国籍企業学会全国大会の統一論題「米中新冷戦と多国籍企業」に対し、本研究課題からの報告を求められ、「技術開発コンソーシアムの動向にみる多国籍企業の競争行動:標準必須特許に対するFRAND解釈の報告生からの考察」(内田康郎)を報告した。学術論文では、兵庫県立大学商大論集に「業際領域における標準必須特許と多国籍企業の競争行動」(内田康郎)が掲載された。戦略ケースでは、本研究課題の知見を活かしながら「アイリスオーヤマにみる持続的成長の本質」(内田康郎、富山大学教授馬駿氏との共著)を作成した。インタビュー記事に関しては、インターネット用ビジネス情報サイト、エモーショナルリンク社のWebサイトに、研究代表者および共同研究者が本研究課題の内容に関連する情報を提供している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

約3年にわたるコロナ禍により、海外でのインタビュー調査が当該研究期間中にほぼ実施することが困難だったため、予定より遅れている状況にある。

今後の研究の推進方策

現在は、遅れを取り戻すというよりも、可能な範囲で対外的な発表を続け、その中であらたな知見を得ていくよう心がけている。
具体的には、本年度中に本研究課題の成果を書籍化する方向で進めており、すでに出版社からも承諾を得ている。また、海外の研究者に向けても発信すべく、共著にてSpringerから出版することも予定している。同社からも承諾を得ることに成功している。

次年度使用額が生じた理由

当該年度の研究計画は、前年度に予定していた技術開発コンソーシアムへのヒアリング調査があり、そのための予算を計上していたが、covid-19の影響により予定通り進められていない。その分、今年度の計画にその予定を組み込むなどして予定を見直してきたが、完全には解消されず次年度使用額が生じてしまっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] アイリスオーヤマにみる持続的成長の本質2023

    • 著者名/発表者名
      馬駿・内田康郎
    • 雑誌名

      富山大学ワーキングペーパー

      巻: No.353 ページ: 1-18

    • DOI

      10.15099/00022419

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 業際領域における標準必須特許と多国籍企業の競争行動2022

    • 著者名/発表者名
      内田康郎
    • 雑誌名

      兵庫県立大学商大論集

      巻: 74 ページ: 141-164

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 技術開発コンソーシアムの動向にみる多国籍企業の競争行動:標準必須特許に対するFRAND解釈の方向性からの考察2022

    • 著者名/発表者名
      内田康郎
    • 学会等名
      多国籍企業学会2022年全国大会
    • 招待講演
  • [備考] 起業する人が狙うべきビジネスと知的財産権の関係とは?

    • URL

      https://emotional-link.co.jp/kajiura-prof/

  • [備考] ビジネスを海外展開する時に注意すべきポイントとは?

    • URL

      https://emotional-link.co.jp/uchida-prof/

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公開日: 2023-12-25  

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