研究課題/領域番号 |
20K01868
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
横山 勝彦 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70191517)
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研究分担者 |
伊吹 勇亮 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60410255)
小林 塁 同志社大学, 研究開発推進機構, 助手 (60876457) [辞退]
鳥羽 賢二 大阪成蹊大学, 経営学部, 教授 (80454461)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ソフト・レガシー / 組織の組織 / 広報活動 / 東京オリンピック / 東京パラリンピック |
研究実績の概要 |
本研究では、五輪の「ソフト・レガシー」の一般市民への浸透が如何になされているのかについて検討する。そのために、文献調査、レガシー浸透実施主体に対するインタビュー調査(ロンドン)、同(東京)、理念受容側(一般市民)に対するアンケート調査の4つの調査を実施する計画を立てている。2020・2021年度は、コロナ禍の影響を受け、また東京五輪そのものが1年遅れの開催となったことの影響を受け、進捗に遅れが生じた。2022年度はこの遅れを取り戻すことを企図した。 文献調査は、コロナ禍の影響下ではあったが、引き続き順調に進めることができている。前回論文掲載がなった点以外について、今後論文としてまとめて投稿することを検討している。 東京でのインタビュー調査はコロナ禍が下火になってきたことを受けて年度末にようやく実施することができた。東京都・JOC・NFの各関係者にインタビューを実施し、東京オリ・パラにおいてどのようにソフト・レガシーが形成されたか、そしてそれをどのように浸透させようとしていたか、情報を収集することができた。2023年度に調査結果をまとめて学会報告を行うことが内定しているほか、論文投稿も計画している。 一方、ロンドンでのインタビュー調査は、前年度に引き続き、コロナ禍の影響を直接的に受けることになり、元々辿ろうとしていたツテとの間のコミュニケーションもうまくとれない状況が続いている。ただし、上記東京調査のインタビュイーに調査協力の内諾をいただけたことから、そこを突破口として調査実現に向けて動くこととしたい。また、これらの影響を受け、アンケート調査の準備も想定通りには進んでいない。 2022年度末に研究期間の1年間の延長が認められた。2023年度は新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、世界的にも緊急事態宣言の解除がなされるので、これまでの停滞をしっかり取り戻したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍が世界的に拡大した影響で、ロンドンでのインタビュー調査が実施できなかった。さらに、東京五輪そのものが1年遅れの開催となったことの影響を受け、東京でのアンケート調査の進捗にも遅れが生じた。研究期間の1年間の延長が認められたので、2023年度にこれまでの遅れを取り戻したい。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の1年間延長が認められたことを受け、2023年度は、ロンドンでのインタビュー調査(9月を想定)、東京でのアンケート調査(秋~冬を想定)、過年度分を含め調査結果の学会報告や論文投稿を行い、過年度の遅れを取り戻したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響でロンドンでのインタビュー調査と東京でのアンケート調査が実施できなかったため。 研究期間の1年間の延長が認められたため、2023年度に過年度に実施予定であった調査も含めて実施する予定であり、「次年度使用額」はそこで用いる。
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