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2023 年度 研究成果報告書

食品メーカーのオープンファクトリーと経験価値ブランディングに関する実証研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01879
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関中央学院大学 (2022-2023)
金沢大学 (2020-2021)

研究代表者

白石 弘幸  中央学院大学, 商学部, 教授 (60242707)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードオープンファクトリー / 経験価値 / ブランディング / 口コミ / ホスピタリティ / 組織イメージ / 良き市民性 / 次世代育成
研究成果の概要

本研究は食品メーカーが自社に関するインターネット上の口コミを増やすことの意義、また生産プロセスの公開、工場見学機会の提供がネット口コミにいかなる影響を及ぼすかについて解明した。
日本に本社を置く約50社の食品メーカーを調べたところ、味の素、ガトーフェスタハラダ、東京かねふく、ふくや、梅かま、源で一定要件を充足する口コミが極めて多かった。6社の顕著な特徴は展示施設を含む形で工場を公開していることである。本研究ではこれらの工場に対する実地調査も実施した。そこでは設備の運用状況等が臨場感を伴って紹介されていた。今日の食品メーカーはホスピタリティをもって工場を場に快い経験価値を形成する必要がある。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

オープンファクトリーは、実務家からの注目度は高いが、学術的研究対象としてはほとんど取り上げられてこなかった。一方、経験価値形成はKeller(2008)等に代表されるブランディング論の最先端領域である。本研究では、生産プロセスの開示が本質的重要性を持つ食品メーカーではオープンファクトリーが口コミ形成、ブランディングの重要な起点になっていることを明確化し、この分野の先駆的な研究成果かつ実践的で新規性の高い学術的知見が得られた。
加えて、施設の実態を正しく伝えブランディングに作用する口コミが増大するための条件を明らかにできた。これは口コミ閲覧者と工場の設置・運営企業の双方に対し大きな意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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