研究課題/領域番号 |
20K01909
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
伊藤 嘉浩 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (60436235)
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研究分担者 |
殷 勇 同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (50344776)
野田 英雄 東京理科大学, 経営学部ビジネスエコノミクス学科, 教授 (90347724)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ビジネスモデル / ビジネスモデル・イノベーション / 創発的ビジネスモデル / 創発的戦略 / 比較事例分析 / 定性的事例研究法 |
研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、申請代表者のこれまでのビジネスモデル・イノベーションの多くの事例の調査結果のデータをもとにして、比較事例分析により、新たなプロセス理論を構築することである。つまり、どのようにしたら、優れたビジネスモデルを創造することが出来るかについて、その創造プロセスを明らかにして、理論化することである。 本研究の一年目は、想定外のコロナ渦の影響により、遠隔授業対応などの大学業務の多忙、および学会等の研究活動環境の停滞等に見舞われた。そのため、研究が大きく停滞し、当初予定していた、国際会議での研究発表、国内学会での発表等が実施できなかった。 しかし、そのような厳しい状況のなかで、最も重要な論文作成を遂行した。これまでの聞き取りデータをもとにして、比較事例分析によりプロセス理論の構築を実行した。これにより、新しい理論を構築できた。この理論は、これまでのビジネスモデル・イノベーションの先行研究にない新しい大きな理論的貢献を持つものである。さらに、この理論について深く考察を行った。そして、これらの成果をもとに1編の英文論文原稿を作成することが出来た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
想定外のコロナ渦に見舞われたが、本研究課題で重要な比較事例分析による理論構築を実行できた。また、その成果をもとに、英文論文原稿を作成することが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
作成した論文原稿を、国際ジャーナルに投稿する。そして、その結果に基づき、必要に応じてさらに理論を洗練させていく。また、この論文が掲載決定になった後に、別の理論的な視点からも理論構築を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの感染拡大により、本務校でのその対応の遠隔授業の準備と実施、その他の業務が発生したため、研究活動にやや遅れが生じた。また、学界等の活動の停滞も研究活動に影響を及ぼした。翌年度の研究活動では、これらを取り戻していく予定である。
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