研究実績の概要 |
最終年度は、主に新型コロナで実施できなかった海外調査、海外共同研究者との打ち合わせ、場の理論の普及活動を実施した。 (1)ウィーン経済大学のAlexander.Kaiser教授(情報学部)と今後の研究協力についての打ち合わせを行った。その結果、2023年9月に行われるKaiser教授が主催の国際シンポジウムにて研究発表することを合意した。 (2)「新しい組織のあり方研究」に関して、新たな試みを行っている企業のプラットフォームを形成しているCorpotate levels社を訪問した。同社CEOのMinnaar氏からグローバルな視点で新しい組織(ティール組織)を実践する企業を紹介してもらった。2024年度後半以降調査を実施予定。 (3)間文化哲学者のRenate Schepen氏の招聘で、オランダアムステルダム地区で、2023年5月と24年3月に、8回の「場と共創」に関するワークショップと講演会行った。具体的な対象は、Volunteer Academy、Utrecht, Master Pedagogy,Univerisity of Amsterdam,Humanity lab,Studio artist Chikako Watanabe,International School for Philosophy,Workshop for community,Hogeschool Windesheim in Zwolle(学部生)、Workshop for Leaders(教育機関の管理職対象)である。多種多様な対象に対して実施することで、場の理論の啓発を促進した。Renate Schepen氏とは今後『職場の現象学入門』のオランダ語版出版と場の理論の共同研究・啓発活動を継続予定である。 海外調査の他、日本国内での場のワークショップを6回開催した他、桜えび漁のコミュニティ調査を再開した。
|