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2020 年度 実施状況報告書

外部組織との連携のあり方が技術系ベンチャーの成長に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K01919
研究機関武蔵大学

研究代表者

伊藤 誠悟  武蔵大学, 経済学部, 教授 (80612275)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード組織間連携 / アントレプレナーシップ / 技術経営
研究実績の概要

本年度は文献をレビューし、重要な関連研究の整理を行った。加えて、オンラインでの研究会や学会に参加し、専門家との意見交換を実施した。具体的には、企業間関係の研究会に3回(2020年8月・11月および2021年3月)参加した。それ以外にも2020年11月に産学連携学会で研究報告を行った。それらを通じて、研究者、実務家、経済産業省担当者と本研究に関して議論した。その他では、2020年8月に一般財団法人日本立地センターで研究報告を行い、インキュベーションや地域イノベーションを担当する職員と研究での連携の可能性等を話し合った。
文献レビューや情報交換等で把握した概要は以下の通りである。
①既存研究の多くは、ベンチャー企業の成長性に影響する要因を、企業特性、経営者特性、業種特性から分析している。②既存研究の中には、研究機関等の支援の側面から分析しているものも存在する。③研究機関等の支援は、NEDO等からの委託や助成の有無や大学研究室との連携の有無等で測定されている。④まだ研究の発展途上のものとして、ベンチャー企業と大企業のアライアンスに関するものがあり、外部組織との連携という観点からは、どのような要素や条件が、信頼関係の構築に影響を与えるかを分析することが重要である。
その他の活動として、本研究で検証する仮説を構築するために、ベンチャー企業に対しインタビューを行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響によりほとんど実施できなかった。企業へのインタビューに関しては、次年度以降、調査方法を工夫しながら進めたい。
上記以外ではベンチャー企業のデータベースを整備した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

次年度以降の本調査のための仮説の構築が計画通りには進んでいない。文献調査等から得られた初期仮説を精緻化するためのフィールドワークが新型コロナウイルスの影響で、ほとんど実施できなかったためである。

今後の研究の推進方策

今年度に行えなかったフィールドワークを速やかに実施したい。現時点では、次年度もインタビュー調査が計画通りには行えない可能性があるため、オンラインでインタビューが実施できるように準備を進める。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの影響により、インタビュー調査が実施できなかったため未使用額が生じた。次年度以降もインタビュー調査等のフィールドワークができない場合は資料購入費の一部として使用する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 顧客関係の「広さ」と「深さ」とパフォーマンス2021

    • 著者名/発表者名
      伊藤誠悟
    • 雑誌名

      武蔵大学論集

      巻: 第68巻第2・3・4号 ページ: 1-9

  • [学会発表] 知識の「探索」を促す組織要因2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤誠悟
    • 学会等名
      産学連携学会第18回大会(秋田大学・オンライン)

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公開日: 2021-12-27  

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