研究課題/領域番号 |
20K01946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
薗部 靖史 東洋大学, 社会学部, 教授 (80456285)
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研究分担者 |
川北 眞紀子 南山大学, 経営学部, 教授 (60440806)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | パブリック・リレーションズ / スポンサーシップ / 芸術支援 / アートプレイス / 相互作用 / 運営主体 / プレステージ / 相互波及効果 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は企業の支援する多様な芸術が組織内外との関係性に及ぼす効果を体系的に捉えることである。支援企業や芸術組織を対象にした,芸術に関する場を意味するアートプレイスの支援企業内外への効果に関する聞き取り調査から,アートプレイスのコミュニケーション効果を規定する要素として,鑑賞型と交流型からなる相互作用性,ペイドとオウンドからなる運営主体の2つが存在することを特定した。前者は到達範囲とコミュニケーション濃度が,後者はコンテンツのコントロール可能性とコストがトレードオフであった。また,実験調査から支援企業とアートプレイスにおける知覚プレステージが両態度に相互波及効果を及ぼすことが示唆された。
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自由記述の分野 |
マーケティング・コミュニケーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として,企業が芸術する便益をパブリック・リレーションズの視座から,世界で初めて定性・定量調査を通じて検証したことが挙げられる。聞き取り調査では企業が芸術支援をすることで,懇親会等で他企業との接点を構築したり,ビジネスとの関連性が低いがゆえに顧客などのステークホルダーの警戒心を解きやすかったりすることが特定された。また,実験調査では,企業と芸術組織双方が持つ知覚プレステージが相互波及効果として,双方の態度を高めることが示唆された。以上の成果には社会的意義にも繋がり,スポンサーシップを積極的に行う理由を示せたことで,企業による芸術支援が今後活性化していくことが期待できるだろう。
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