研究課題/領域番号 |
20K01977
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
高橋 広行 同志社大学, 商学部, 教授 (00580325)
|
研究分担者 |
田中 祥司 摂南大学, 経営学部, 准教授 (70704922)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 消費者行動 / ブランド / エンゲージメント / アプリ / ロイヤルティ |
研究成果の概要 |
スマートフォンのアプリで装備されている機能やその活用の程度が,研究目的であるブランド・ロイヤルティにどのように影響するのかについての研究である。とりわけ,ロイヤルティの形成に至る概念として近年注目されているエンゲージメントを尺度を通じて測定しながら,ブランドの評価やアプリ活用の程度が,エンゲージメント,満足度,ロイヤルティ,購買履歴データに対する影響について構造方程式モデルで明らかにしたことである。他にも,ロイヤルティプログラムの構造やQRコード決済の浸透要因,シェアリング・サービスやサブスクリプションなどのアプリ(プラットフォーム)を通じた消費者とブランドとの関係も研究を深めた。
|
自由記述の分野 |
消費者行動
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究や実務では,満足度やロイヤルティに注目されてきたが,デジタル時代においてはスマートフォン特にアプリを通じた接点の構築が重要になる。そのアプリが保有する機能と活用の程度によって,ゆるやかな関係性(エンゲージメント)が形成されること,それが満足度やロイヤルティを経て購買行動(実際の購買点数や購買金額)にも影響することが明らかにした。この点は,現代のブランド・マーケティングにおいての構造を明らかにするヒントであり,研究面でも実務面でも大きな貢献である。
|