研究課題
基盤研究(C)
本研究は、数理計画モデルを構築し、配送計画の変更による倉庫内作業への影響をシミュレーション分析によって明らかにした。分析では配送計画の変更を出荷頻度の変化で表現し、出荷頻度を低下させるほど、倉庫内作業時の搬送距離が短くなることを示した。また、分析結果に基づき、商品ロケーションの設計時に、出荷頻度などの配送計画によって変化する要因を踏まえるステップを追加する方法を提案した。
ロジスティクス
従来、需要に応じて実施されてきた物流活動について、需要を管理するという観点から分析する方法を示した点に学術的意義があると考えられる。また、需要を管理するという観点は、過疎地域などの物流活動の継続が困難な地域で適用できるものであり、社会的意義があると考えられる。