研究課題/領域番号 |
20K01989
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
広垣 光紀 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (80454867)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マーケティング / 流通 / チャネル / 消費者行動 / 購買意思決定 |
研究実績の概要 |
2021年度における研究実績の概要に関しては以下の通りである。1. 昨年度(2020年度)において、収集作業を進めていた、当該研究課題に関連した公的な統計関連資料ならびに関連先行研究・文献資料および調査資料をベースとして、実証調査を行うための仮説設定を進めている。2.さらに、仮説設定をもとに、アンケート調査票の作成ならびに配布を行った。アンケート調査票においては、仮説を反映した設問に加え、回答者のデモグラフィック変数についても盛り込んでいる。調査票は、予備調査として、事前に同意の得られた数名程度の回答者に配布し、内容について意見交換を行った。また、回収された調査票に関して予備的なデータ分析を行い、設問内容の修正・調整を行った。さらに、当該研究課題に関連する実務関係者との意見交換を行い、それらの内容についても調査票の改善に反映させている。加えて、昨年度に引き続き、多国間・他地域の比較分析のため、現地の研究協力者に対してはオンラインを用いた面談を行い、意見交換を行った。なお、2021年度現在においても、緊急事態措置やまん延防止等重点措置により対面での情報・資料の収集が困難な状況にあったため、情報の収集については可能な限りオンラインを利用し遠隔で行うように配慮した。3.これまでの当該研究課題の遂行において得られた調査資料収集ならびに調査結果で明らかになった成果の一部について、研究成果の発表を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該年度における、今研究目的に対する達成度としては、現在のところ、(2)のおおむね順調に進展している、との判断が可能である。本年度においては、昨年度より計画している統計データ収集、データ分析、および関連研究の収集が順調に進んでいるためである。次年度の研究計画ならびに課題についても問題なく移行可能である。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題におけるスケジュールにしたがい、収集したデータの分析を進め、仮説検証を行う。加えて、研究成果の発表についても進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィルス拡大による移動制限により、研究調査および研究成果発表として使用を予定していたものを、次年度に移したため。使用計画としては、次年度請求分の研究成果公表に関連する費用に含めて使用する予定である。
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