研究課題/領域番号 |
20K01989
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
広垣 光紀 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (80454867)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | マーケティング / 流通 / チャネル / 購買意思決定 / アンケート |
研究実績の概要 |
当該研究年度(2022年度)における研究実績の概要としては、次に列挙する3つを主に遂行しており、それぞれの詳細については、以下に述べる通りである。(1)第1点として、質問紙調査の配布と収集を行っている。これまでの研究年度(2021年度および2020年度)に遂行されてきた研究計画に基づきつつ、それらの年度において行われてきた統計資料やデータ収集、および仮説構築に基づき、作成が継続されてきた質問紙による調査を遂行している。なお、質問紙の配布と収集においては、新型コロナ感染防止の観点に基づき、防止対策を十分に考慮した配布、収集を引き続き行っている。(2)第2点として、(1)において行われてきた質問紙調査を回収し、その収集結果をベースとして、定量的なデータ分析を進めている。消費者行動研究において提示されてきた消費者行動の基本モデルのフレームワークを用いながら、伝統的な小売店舗による環境が、利用者の認知状態や感情にどのように影響し、どのような購買行動という結果につながるのかについて検証を進めている。これについては、過去の年度に収集したデータ(緊急事態宣言を伴うようなパンデミックのピーク時において調査・回収されたデータ)と、当該調査年度のデータの差異についても比較、考慮しながら分析を継続して進めている。(3)調査ならびに、研究協力者に対して、オンラインならびに一部対面を利用した手段により、調査結果についての意見交換を行っている。加えて、これまでの収集、分析により明らかとなった調査結果に基づき、当該研究に関する研究成果の一部について、公表を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題の進捗状況における評価としては、現在のところ、(2)のおおむね順調に進展している、との判断が可能である。これは、昨年度までに計画をしていたデータ収集(とくにアンケート調査)とそれに基づいたデータ分析が順調に進んでおり、本年度において計画していた研究成果の公表が順調に進んでいるためである。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策としては、本研究課題で設定したスケジュールにしたがい、研究成果の公表を引き続き進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症による研究集会の延期により研究成果の公表計画を移行させたため。
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