研究課題/領域番号 |
20K02149
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
辻 竜平 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (40323563)
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研究分担者 |
濱崎 友絵 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (90535733)
茅野 恒秀 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (70583540)
相澤 真一 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (00456196)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 伝統文化 / 階級・階層 / 聞き取り調査 / 御柱祭 / 調査票調査 / ランダムサンプリング |
研究実績の概要 |
2020年度(初年度)は,新型コロナウイルスの蔓延のため,インタビューを中心とした計画は断念せざるを得なかった. 2021年から実質的に始動した.予算が限られていることもあり,伝統文化の対象を広げすぎず,長野県諏訪地方で行われている伝統行事で,2022年に数え年で7年(実質6年)に1度の周期で開催されることになっている御柱祭に絞ることとした.2021年度中には,御柱祭の準備状況,地域の中での人々の関わりや役割分担などについて,これまで深く関与してきた人々に対して聞き取り調査を行った. 2022年度は,御柱祭の実施年であり,諏訪地方の6市町村に居住する一般の人々に対する調査票調査を行うこととした.8月に合宿を行って,その時点までの実施状況をふまえつつ調査票の内容を検討した.そこから修正を加え,11月頃にほぼ完成した. 御柱祭の期間がおおむね終了した2023年2月から3月にかけて,若干の調査票の修正を行ったあと,諏訪6市町村(岡谷市,下諏訪町,諏訪市,茅野市,富士見町,原村)において,ランダムサンプリング(計画サンプルサイズ2000)による「御柱祭に関わる調査」という調査票調査を実施した.3月末日までに返却のあった839票を有効票として確定した. 調査票の内容は,今回および過去10回分の御柱祭の参加の仕方,御柱祭に関わる意見,日本の伝統文化やスポーツや他の娯楽などの実施状況,各種グループへの参加,ポジション・ジェネレータ,地域活動,デモグラフィック要因などであった. 新年度(4月)以降に入力作業を行い,分析を行っていく予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
年度末までに調査票調査を完了することができた. 目標としていたスケジュールどおりに進行している.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,「御柱祭に関わる調査」の分析を行い,合宿などで成果を共有しながら,いくつかの学会での報告や紀要論文の執筆を行う.また,ウェブサイトにおいて,回答者へのフィードバックを行う. 一般書と専門書の刊行を計画し,年度内に少しでも執筆を前進させたい.
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年2月から3月にかけて,「御柱祭に関わる調査」を実施したが,支出が年度末・年度初めの時期になったため,次年度使用額が発生した. また,2023年度まで事業の延長が認められたため,データ入力や分析のための費用,合宿のための旅費などを残している.
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