研究成果の概要 |
2023年2月に歯科治療と日常生活での障壁に関するWebアンケートとして、3年以内に歯科医療を受診した者を対象とし1,108名より回答を得た。約3割が日常生活に悪い影響受けた経験や外食時に困った経験を有しており、歯科治療による課題でQOL向上が阻まれている方たちの存在が示唆された。介護食等の充実も認められ、社会の対応として歯科・口腔保健状況が良好となる一方で、今後、ノーマライゼーションの概念のもと、個々の市民の生活の質をより向上するためには、口腔領域において問題を感じるこれら少数割合への対応の検討も必要であると考えられた。コロナ禍行動制限の影響で期間中未完の研究計画は引き続き進める予定である。
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