研究課題/領域番号 |
20K02193
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 准教授 (40523999)
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研究分担者 |
佐々木 宏 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50322780)
山内 太郎 札幌国際大学短期大学部, 幼児教育保育学科, 准教授 (90369223)
大岡 華子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (90647249)
村上 慎司 金沢大学, 経済学経営学系, 講師 (80584359)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 貧困 / <声>の政治 / オーラルヒストリー / 生活保護 |
研究実績の概要 |
今年度は、コロナ禍ということもあって移動が制限されていたため、インタビュー調査や各地の資料収集等を当初の予定通りには実施することが出来なかった。そのため、「守る会」が発行している機関誌の整理・目録作成や、オンラインでのインタビューが可能な方への予備的な聞き取り調査、基礎文献の収集および精読等を行い、各地の「守る会」運動の年表作成に向けた予備的作業等に取り組んだ。
(1)「守る会」に関連する基礎文献の収集と精読:「守る会」運動に関連する基礎文献や論文(①社会保障運動や社会福祉運動に関する文献、②共産党関連の文献、③「守る会」に関する先行研究)を収集し、そのうえで、随時、ZOOMを用いたオンライン研究会を実施し、共同でこれらの精読・分析を行った。 (2)守る会の機関誌の整理:守る会の機関誌である『生活と健康』の1970年代~1980年代にかけての目録・データベースの作成を行った(1980年代以降についての作業も継続中)。 (3)各地域の守る会運動の主要な担い手への予備的インタビュー調査の実施:次年度以降の本格的調査の実施に向けて、各地域の「守る会」運動の年表を作成すべく、広島、札幌、金沢の「守る会」の活動を担っていた主要なメンバーへの予備的な聞き取り調査を対面やZOOMにて実施した。これらは、次年度以降のインタビュー調査の予備的調査として位置付けられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「研究実績の概要」にも記した通り、今年度は、コロナ禍ということもあって移動が制限されていたため、インタビュー調査や各地の資料収集等を当初の予定通りには実施することが出来なかった。 そのため、機関誌の整理・目録作成や、オンラインでのインタビューが可能な方への聞き取り調査を予備的に行い、各地の「守る会」運動の年表作成の作業等に取り組んだ。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降は、状況をみながら、可能な限り、各地の「守る会」運動のキーパーソンへの本格的なインタビュー調査を実施すると共に、各地の資料収集を行い、オーラルヒストリー作成に向けた予備的作業を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度、コロナ禍で移動が制限されていたため、当初予定していたいくつかのインタビュー調査を断念せざるを得なかった。そのための旅費が繰り越しとなっている。次年度は、状況をみながら、インタビュー調査を実施していく予定である。
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