| 研究課題/領域番号 |
20K02196
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| 研究機関 | 帝京科学大学 |
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研究代表者 |
山田 健司 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (00320664)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | 外国人労働者 / 家事労働 / ホームヘルパー / 稼働性 / 人工知能 / メタ分析 / 人口高齢化 |
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| 研究実績の概要 |
2021年度における本研究は相当に困難であった。その事由は、以下の通り。 1)新型コロナウィルスのパンデミックが続き、小康を得た期間も短期間であったことから、本研究に関わる出張が困難となったため(国内出張は、関連当該官庁通知、本学感染対策指針等によるもの)。2)同上のパンデミックにより、海外出張が困難となったため(関連当該官庁通知、本学感染症対策指針、本研究海外出張計画国の受入拒否・制限 等によるもの)。3)本研究において予定している国内研究協力企業団体が、前年に引き続き在宅訪問事業を縮小・休止、同行制限等を実施、また感染者数の低減期間と行動制限解除期間が短く調査研究の機会として成立させられなかった。 以上が主たる事由である。2021年度は調査解析方法として人工知能を導入した。ダミーパラメータを利用し模擬解析を開始した。 在宅での外国人家事介護労働者の稼働性に影響する因子としては昨年度同様、コミュニケーション能力(非言語領域)、生活環境因子(帯同者有無、賃金水準)、個人因子(送金状況、社会性、性格等)など、日本国内稼働性要因と一般にいわれる日本語能力や文化習俗の相違等の因子との相対因子を想定している。離散因子を幅広く労働者個人と労働および生活環境因子として設定し、稼働性に近接する因子に限定せずに、在宅における労働の可能性を探究する方法を続行している。これらの解析は統計学的手法においてパラメーター種別や組合せには大きな制約をうけるが、AIの利用により、これらの制限を相当に減ずる可能性があることが明らかになった。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
事由としては以下の通り。
1)国内の在宅介護労働現場が、新型コロナウィルス感染症拡大によって縮小休止や現場調査不許可など、調査研究の協力を得ることが極めて困難な状況であったこと。
2)外国人の労働者は、雇い止めや解雇の事例が頻発し、調査対象者自体が減少しサンプルの摩滅現象が生じていること。
3)国内外の出張が国内及び出張予定国において制限もしくは禁止されているため。
4）外国人労働者の入国が強く制限されていたこと。
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| 今後の研究の推進方策 |
1）国内の在宅家事労働者派遣企業に対し研究協力依頼を開始する。
2）研究データ解析に用いる手法としてAIによる解析方法をさらに探究し実装段階にもっていく。
3）民間企業に加え、国内医療法人の研究協力依頼を加速する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスのパンデミックにより、国内研究調査および海外研究調査が全面的に困難であったため。また本研究は、国内研究調査と海外研究調査が連動 するスキームとなっているため、仮に片方だけの研究稼働性が若干生じたとしても、国内外の研究整合性を要する面がつよいため、研究期間内において進捗のズ レが生じないように配慮する必要がある。
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