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2022 年度 研究成果報告書

介護におけるテクノロジーの活用に関する日独比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K02256
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

山口 宰  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任准教授 (10756901)

研究分担者 山井 弥生 (斉藤弥生)  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40263347)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード介護 / テクノロジー / 生産性 / ロボット / ICT / ドイツ / スウェーデン
研究成果の概要

本研究は、介護分野におけるテクノロジーの活用が、利用する高齢者と現場で働くケアワーカーにどのような効果をもたらすかを、国際的な視点を含めて明らかにすることを試みた。その結果、介護現場におけるコミュニケーションロボットやICT機器の導入が、①サービスを利用する高齢者のコミュニケーションの質の向上・量の増加に貢献し、生活の質を高めること、②ケアワーカーの勤務時間を短縮し、働きやすい環境を作ることにより、介護現場の生産性の向上に寄与することが明らかとなった。また、ドイツ・スウェーデンをはじめとするEU諸国での介護テクノロジーの活用の実態について調査を実施し、今後の日本での取り組みに対する示唆を得た。

自由記述の分野

社会福祉

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、高齢者施設をフィールドとし、①認知症高齢者グループホームおよびデイサービスを利用する認知症高齢者に対するコミュニケーションロボットの介入、②ケアワーカーの記録業務におけるICT導入によるデジタル化の効果を、長期にわたり実証的に明らかにすることができた。また、ドイツやスウェーデンにおける介護テクノロジーの取り組みに関する最新の知見を得ることができた。これらの研究結果について、学術誌や国際学会において発表しただけではなく、介護現場へのフィードバックやインターネット媒体による発信を行ったことにより、介護現場の生産性向上に具体的に寄与した点で、社会的意義は大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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