| 研究課題/領域番号 |
20K02298
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| 研究機関 | 新見公立大学 |
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研究代表者 |
八重樫 牧子 新見公立大学, 健康科学部, 特任教授 (80069137)
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| 研究分担者 |
泉 宗孝 新見公立大学, 健康科学部, 助教 (10847461)
三好 年江 新見公立大学, 健康科学部, 講師(移行) (70390250)
直島 克樹 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (70515832)
井上 信次 新見公立大学, 健康科学部, 准教授 (80441484)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 児童館 / 児童センター / 親子の居場所 / ヒアリング調査 / 配慮を必要とする子どもや保護者 / 傾聴・受容 / 寄り添い型支援 |
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| 研究実績の概要 |
地域の特性を活かした児童館の在り方を検討するために以下のように、岡山市の児童館・児童センター6か所、倉敷市児童館・児童センター6か所のヒアリング調査を実施した。特に配慮を必要とする子どもや子育て家庭にどのような支援が行われているかについて調査を行った。
①9月3日（水）岡山ゆう遊プラザ、②9月3日（水）岡山市西大寺ふれあい児童館、③9月3日（水）岡山市ふれあい児童館、④9月9日（木）岡山市旭東児童センター、⑤9月10日（金）岡山市三門児童センター、⑥9月10日（金）岡山市七区児童館、⑦9月24日（金）倉敷市倉敷児童館、⑧9月24日（金）倉敷市水島児童館、⑨9月28日（火）倉敷市児島児童館、⑩9月28日（火）倉敷市倉敷北児童センター、⑪9月29日（水）倉敷市玉島児童館、⑫9月29日（水）倉敷市真備児童館 以上12か所の児童館・児童センターである。
配慮を必要とする子どもや子育て家庭の相談内容については、次のようなものがあげられた。①就学前の子どもを持つ親の子育て不安や負担感などに関する相談支援、②学童期の子どもをもつ親への相談支援、③子どもの発達に課題のある子どもの相談支援、④不登校や非行傾向のある子どものへの相談支援、⑤被虐待児等（親子関係に課題のある子どもを含む）への相談支援、⑥ひとり親家庭の面会交流の場の提供に関する支援 などであった。
児童館・児童センターの相談支援は、来館時の子どもや保護者との日常的な会話の中で、子どもや子育て家庭の親の困っていることなどの話を傾聴し、バリデーションし、受容し、寄り添っていく寄り添い型の支援が求められていること、そして、学校等との連携を大切にしていくことなどが明らかになった。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍にあり、5月・6月頃に予定していたヒアリング調査が遅れ、9月になってしまった。このヒアリング調査の結果を踏まえて、岡山市と倉敷市の児童館・児童センターの職員のグループ・インタビューを実施する予定であった。しかし、ヒアリング調査結果の分析が遅れ、時間もかかったので、グループ・インタビュー調査を2021年度内に実施することができなかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
6月にヒアリング調査の結果・分析を踏まえて、岡山市と倉敷市のヒアリング調査を行った児童館・児童センターの職員に集まっていただき、グループ・インタビュー調査を行うことになっている。
このグループ・インタビュー調査の結果を踏まえ、9月中に岡山市と倉敷市の児童館・児童センターの利用者に質問紙調査を実施する。10月中にアンケート用紙を回収し、11月・12月に集計・分析を行い、1月・2月に調査結果をまとめる予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で出張等に使用する予定の旅費を使用できなかった。また、同様の理由で研究が遅れ、グループ・インタビュー結果の逐語禄作成の費用や、アンケート調査の準備のための郵送費等の費用を使わなかったので、次年度使用額が生じた。次年度にこれらの研修費用（旅費を含む）や、グループ・インタビュー結果の逐語禄の作成と、質問紙調査を実施する費用に使用する。
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