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2022 年度 研究成果報告書

嚥下困難者向けとろみ付液体食品用の粘性評価システムの構築と誤嚥防止安全基準の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K02340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

吉田 雅典  室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (70282994)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード液体食品 / 誤嚥 / とろみ / 嚥下模型
研究成果の概要

液体食品の嚥下時の食塊の流れすなわち咽頭部における喉頭蓋周りの液流れを,溝型の流路に障害物としての円柱を取り付けた構造の模型とゲートによる流れの制御で表現することを試みた.ゲートによる操作条件である堰止時間と流れ抵抗で嚥下反射の良否と飲込力の程度の相違を想定した.模型操作による流動実験は正常な嚥下と嚥下困難者の嚥下を表現した.嚥下の補助や誤嚥の防止に用いられるとろみ付き液体食品がもつ粘性または弾性が誤嚥防止にどのように作用するかを考察した.

自由記述の分野

食品工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

病気や高齢による嚥下困難者に関する問題は人口の高齢化と関連し,その解決は大きな意義をもち,医歯学,看護介護学,生活(食品)科学,理工学などの広い分野で取り上げられている.それぞれの分野でアプローチは異なるが,共通する志向は,嚥下困難者と向き合う医療現場での安全性の向上である.工学的なアプローチは,複雑な嚥下プロセスを適当に表現し,現象の予測の結果を問題の解決に役立てることである.本研究の成果は,栄養の管理,指導さらには治療のためのデータとしての活用へ展開するという潜在性を有するものである.

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公開日: 2024-01-30  

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