| 研究課題/領域番号 |
20K02384
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| 研究機関 | 新潟大学 |
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研究代表者 |
笠巻 純一 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (00456344)
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| 研究分担者 |
西田 順一 近畿大学, 経営学部, 教授 (20389373)
松本 裕史 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (20413445)
宮西 邦夫 新潟県立大学, その他, 名誉教授 (70018836)
笠原 賀子 長野県立大学, 健康発達学部, 教授 (90194711)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 生活習慣 / 食行動 / 栄養素等摂取 / 大学生 / 行動変容 / 縦断的研究 / アンケート調査 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、栄養素等摂取量を定量的に評価することによって、学生の食の課題を明らかにするとともに、食行動変容を促す環境要因を解析して、食生活の改善を図るための支援策の推進につなげることを目的としている。
1年次（2020年度）においては、過年度から実施している大学生等を対象にした３か年の縦断的な生活習慣調査（アンケート）の結果に基づき、女子大学生の間食行動に関連する心理的ストレスについて検討を行った。
解析の結果、学年・居住形態別で、間食行動に影響を及ぼすと考えられる心理的ストレスの傾向に相違が見られ、総じて、女子大学生は対人ストレスの程度が高いとお菓子やスナック類等の間食摂取頻度が増加する傾向にあることが明らかとなった。我が国の若年女性における間食行動と心理的要因の関連は、これまで横断研究を中心に検討がなされてきたが、本研究においては、縦断研究の結果に基づくより詳細な解析結果を提示することができた。間食で摂取する食品の選定や摂取する頻度、タイミングの改善等、食習慣の行動変容を促す実践的な食育及び心身の健康教育等、若年女性に対する健康支援推進の必要性が示唆された。
現在、上記の間食行動に関する研究に加えて、大学生の栄養素等摂取状況や飲酒行動に及ぼす心理的要因の解析を進めているところである。
また、大学生の食生活支援環境の有効性を検証可能な尺度を作成するため、大学で実施されている学生への食事の提供、経済性、地域性を考慮した支援策や、近年注目されているウェアラブルデバイスなどへのIoT の導入による食情報の提供等について調査を進めている。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、一部、予定していた調査研究の実施が滞っているが、研究推進に必要な基礎データの解析は順調に進んでおり、次年度の調査研究に向けた有用な解析結果が得られている。
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| 今後の研究の推進方策 |
食行動に加えて、若い世代の飲酒行動に影響を及ぼす心理的要因についても解析を進める。また、栄養素等摂取状況を定量的に評価するための新たな調査票の検討を行い、3年次（2022年度）の調査解析に向けた準備を進める。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた主な理由としては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、予定していた出張（学会における研究発表、共同研究者との打ち合わせ、実地調査等）が中止となり、旅費や実地調査にかかる費用を支出しなかったことなどが挙げられる。
今後の使用計画としては、本研究の推進に必要な情報収集や研究の公表に関する諸費用として有効活用することを計画する。
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